合同会社説明会でたまたまアローエムのブースに寄り、会社訪問をさせてもらったことが会社を知るきっかけでした。工場見学をさせてもらって驚いたのは、製造設備もさることながら、そこで作り出されるダクトの種類の多さや形状の多様さ。ストックヤード一面に置いてあるいろいろな形のダクトを見て、どうやったらこんな形のダクトが加工できるんだろうと、興味を抱くようになりました。加えて、若い人がたくさん頑張っている姿を見て、入社を決めました。
ダクト工事の現場管理を2年余り経験してから空調部に異動したのですが、実はこの空調部、最近になってアローエムが力を入れ始めた事業部門なのです。アローエムの主力事業は言うまでもなくダクトの製造・施工ですが、空調部はダクトを含めた空調システムそのものの設計・施工管理・メンテナンスを請け負っています。その中で私の担当している案件が大手自動車メーカーにおける空調システムで、その新設工事やリフォーム工事を請け負っています。一例を挙げれば、お客様からの「この工場のこの場所に空調を入れたい」という要望に対し、現場の状況を把握した上で吹出口の位置や形状、ダクトの取り回しを決め、スケジュールを立てて機器や設備の工事を行い、引き渡しをするという流れ。その中で私は現場全体の管理を担当します。電気業者や配管業者、設備業者などいろんな専門業者の協力が必要であり、同時にユーザーであるお客様と直接交渉したりする必要がある点でもダクト工事とは異なります。
空調システムのレイアウトや形状について自分の考えが形になるのもうれしいし、自分なりの工夫を提案してお客様に受け入れられることもうれしいのですが、やっぱり工事が完了した時の達成感は格別です。ただ、現状はベテランの先輩に頼ることも多いので、とにかく早く独り立ちして、お客様も知らないような新しい知識や技術を提供できるようになりたいですね。「アローエムにお願いしたい」ではなく、「アローエムの服部さんにお願いしたい」と言っていただけるような存在になりたいと思っています。